インターステラー 〜事象の地平線で引き伸ばされた映画〜

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叩かれノーランちゃん

夏頃、ブートレグ編集長の侍さんとこんな話をした。
「いま、何かにつけてノーランは叩かれてるけど、80年代のスピルバーグがそうだったように、ノーランも行く行くはシネフィル共がありがたがる存在になるに違いない!だから、今のうちからノーランを持ち上げて言質にするのだ!」

クリストファー・ノーランは嫌いじゃないし、「メメント」や「インセプション」は好きな作品だ。(バットマンは正直よく分からん。)ただどれもこれも長尺過ぎる。なんでこんなに長くする必要があるのか。せめて120分台まで切れないのかと思うことしきり。その癖、お得意の時間軸操作のやりすぎで、映画後半では突然のキャラクターワープ移動や理解に苦しむ行動が目立ったり、編集しててわけわからなくなってんじゃねぇの?と。

というわけで、インターステラーみました

無理。これは無理。なにこれ?
わかりますよ。インセプションでやってた時間操作をSFならさらに大仰に、ドカーンとスケールでかいやつができると。うん、わかる。でもさー、スケールもでかいけど、粗もでかすぎんだろ。

なんだか分からんけど、地球が小麦とオクラが採れなくなって砂嵐で大変。基本的に政府も殆ど崩壊状態にあって、軍隊は解体、アポロ計画はインチキだとされている。もうのっけから何言ってんのかわからん。全部説明しろとは言わんが、あっちもこっちもと台詞に適当に設定散りばめて、方向が定まっていない。

この調子でとっちらかりながら、やれワームホールだ、ウラシマ効果だ、愛だ、家族だ、裏切りだ、ロボットだ、ブラックホールだ!!やっほい!やっほい!と詰め込むだけ詰め込んで、殆ど夢ヲチみたいなヤッツケ収束に持ち込む。もう、それ、ダークナイト ライジングの駄目なところ全部そのまま残してんじゃん!と。

宇宙物理学者が脚本に関わってるっといっても、量子力学と相対性理論があーだこーだなんて、別に関係無かったです。「相対性理論はこの際無視だ!」なんて台詞も出てくるし。

はっきり言ってダメポール・アンダーソンの傑作「イベント・ホライズン」とレベルは一緒です。

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俺、脚本の粗い映画ばっかり見てるけど、短時間勝負で勢いに任せて引っ張ればなんとかなるんだよね。でも、さすがに粗いまま3時間は無理だっての。

トウモロコシ畑を爆走する車と海兵隊ロボット、この2点だけは良かった。それから、音楽があんまりジマジマしてないのも良い。

ウヘウヘ

あ、そうそう後半、マコノヒーがウヘウヘと地面を転がる場面があるんだけど、もうね10分くらいウヘウヘとずーっとのたうち回ってんの。あれ、いいよね、ウヘウヘ。長ぇよ。

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忘れた頃の追記

昔、このネタエントリ(タグがDiscipline)に釣られた若者が勝てもしない喧嘩を売ってきた挙げ句、一人で踊った末に
「俺様が釣ってやったのだ!」と息巻いていました。半年経った今、BD発売記念に彼の釣り添削ツイートを貼っておきます。


よっぽど腹が立ったんだろうなぁ。詳細はこちらを参照のこと

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