月: 2020年7月

出不精である

 俺は出不精である。いや、出かけるときは出かけるので正確には「家にいるのが好き」ということになるか。といいつつも今朝、土砂降りなのに10キロも走ってしまいましたがーー。家の掃除をして、適当な昼ご飯を食べ、映画を一本、昼寝、ゲーム。夕方の天気雨に反応して、虹を観るために玄関を出て奥さんと虹を眺め、夕飯に日曜恒例大盛りスパゲティを食べる。日曜日はこのルーチンを淡々とこなす。ダラダラ過ごした後に、最後にラスボスとして巨大スパゲティが待ち構えている。それが我らの日曜日だ。
 というかですね、人に胸焼けするので人が沢山居るところに長くいられないんですよねぇ。何もしなくても人が居るところに行くと疲れるってないですか?オッチャンは田舎ッペなので、人が沢山居ると場所がとにかくしんどい。今、東京に行っても比較的人が少ないのがありがたいと思っているほど。(あ、でもライブとイベントは平気なんだよなぁ)それはそうと、昨日の六本木は俺を含めアホみたいに人がいたなあーー。件のウィルスはどうなってんですかねぇ。
 という取り留めもなく日曜の日記でした。

白玉だんごの話

 「びっくりドンキー」てあるでしょ?独特のツナギの多いハンバーグを食わせるところ。このお店の「メリー白玉」が好きでしてねぇ、最近はトンと行ってないけど、昔はよく食べたんです、。あ、調べたら今は「牧場のソフト」という名前になっているみたい。じゃあ言い換えて「メリー白玉」改め「牧場のソフト」。これには白玉だんごが入っていましてね、冷たいソフトクリームの中に固めの白玉だんごがね、入っているんですよ!これが最高なんですよ。2回ダブって言っちゃうくらい。
 でもこの「牧場のソフト」、いつも入っている白玉の数が違う。普通ファミリーレストランのメニューはカッチリと内容が決まっているはずなのに。いままで何回食べたか覚えてませんけど、最低3個、最高6個というブレっぷり。
 で、なんでこんな話をしているかというと、昨日行った「おいしい浮世絵展」で白玉を食っている浮世絵がありましてね。すぐ影響を受ける俺は「あー、白玉食いたいなぁ」と言っていたんですね。そしたら奥さんが今朝買い出しで白玉粉を買ってきてくれて、作って食べたんですよ。良い休日だったなあ。今日は、そんなところです。

怒ってないと書くことがなくなるのは良くないなと

 朝のランニングは休みにして、8時間寝て、奥さんと展覧会を見に行き、六本木ヒルズでパックに入った寿司を食うという暴挙をやらかした以外は特に何もない週末でして、書くことがない。何もなく平和に暮らせたのはいいことなのだが、毎日日記を書くとなると困るもんだ。
 「日常の一部分を切り取って、大きく書け」とよく言われるが、そんなこと言われたって電車で踊っている女の子を見たとか、犬のように「ハァハァ」言いながら車両を闊歩しているオッチャンがいたとか、そんなこと書いてどうするのだ?といった情景しか覚えていない。もちろん美術品はすばらしかったが、そんな大層なことを語るために日記を書いているわけでもなく。月岡芳年の絵は相変わらず良かったってことぐらいかなと。
 何かに怒っていれば何か感情として湧き上がる思い書いたりもできるのだけど、特に今、何もないんですよね。先日の色々もカタが自分の中で付いてしまったし、ちゃんとした方々からしっかりとした意見をいただけることもあって非常に気分が良いんですよ。ちゃんとしている人はロジカルなんですよね。「俺もそうありたいなあ」と勉強になります。
 あ、そうそう。明日は連載の締め切り。今日、担当編集者さんからは先月の原稿についてこれまた非常に勉強になる指摘がありまして、また視点をガラっと変えた原稿になります。お楽しみに!

アリス・スウィート・アリスのサンプルが届いたのさ!

 俺の”やってみたい事リスト”の上位に来ていた”Blu-rayソフトの解説原稿を書くこと”が実現しましたよ!『アリス・スウィート・アリス』の特典として付属するブックレット原稿を書かせてもらいました!今日、製品サンプルが届きまして「いやー、いいですねえ!!」と眺めております。

 今日はもうそれだけです。書くのに苦労したかって?そりゃぁ大変でしたよ!ソフトの発売は8月7日ですよ!映像特典も90分間たっぷりと入っていますよ!よろしくお願いします!

子猫大量殺戮事件の想い出

 30年前の話。当時、実家では猫を飼っていた。去勢・避妊をしないという無責任な意識低い系の家だったので増え放題だったが、「これじゃあ、餌代もバカにならん」と全頭手術。それでも長期の放置の結果、20匹の多頭飼いになっていた。最後に生まれた子猫は5匹。「この子らも大人になったら、手術しないとなあ」などと親と話していた矢先の出来事であった。

 いつものように学校帰りにレンタルビデオ屋に寄り、ホラー映画ーー確か『新デモンズ』だったような気がするーーを借りて、フンフンと帰宅。鍵っ子の特権「親が帰るまで映画天国」を実行すべく、玄関の鍵を開ける。すると三和土で先の5匹の親猫がニャアニャアと泣いている。

「おー、どうした。ちっこいのに乳やんねの?」

 名前はシロポンだったかなあ。うん。シロポンだ。シロポンがニャアニャアないている。

「んだよ、俺はビデオを観るの。君は、子猫を構ってやりなさい」

 靴を脱ぎ、自分の部屋にカバンを置きに行こう廊下を歩いて行くと、二階につづく階段の前に子猫が一匹、横たわっている。

「なんだ、ほったらかして。まだ目も開いていないんだから。連れ出しちゃいかんだろ、ちゃんと子猫部屋の毛布箱に……」

 あれ、これ動いてない。っていうか、凄く平べったくなっている。これ死んでるじゃねぇか!

 「他の子は?」と大慌てで階段を駆け上がり、子猫部屋兼納戸になっている部屋に行くと、絨毯の上に1匹、毛布の中に2匹、積み上がったオモチャ箱の横に1匹、残り4匹の子猫が”平べったくなって”死んでいた。

 「な、なにこれ……。おめがやったの?それとも他の……」

 後から付いてきたシロポンに目をやるが、どう考えても猫の力ではこんなことは出来ない。だって”潰れている”んだから。噛み殺す事はできても、猫が子猫を圧死はさせられないだろう。内臓が出ているとか、何かを吐き出しているとか、そういう状態ではないのだが、とにかく”平べったくなって”死んでいた。

 親に「よく分からないけど、子猫が皆死んじゃった。っていうか殺されたっぽいんだけど、よくわかんない」と電話を入れ、ブルブル震えながら死体を回収し、袋に詰める。

「野良猫がやったんじゃないの?」

 仕事から帰ってきた母は言う。確かにウチには猫穴が開いているので、野良猫でも侵入可能ではあるが、あれは絶対に猫の仕業じゃない。じゃあ、一体何だ?と聞かれても困る。人がやったにしては荒っぽいし、人がやったとしても、俺が帰ってきたときは玄関に鍵は掛かっていたし、誰かが侵入したとすれば、内側から鍵をかけて二階から飛び降りるか……それか

 俺が帰ってきたとき、まだ家の中に居たかだ。

 未だ猫が何故死んだのは分からない。ただ時々、ふと思い出す話。思い返せば、ちゃんと動物病院に遺体を持ち込んで、原因を調べて貰えば良かった。