月: 2021年1月

なんだか、甘いものが食べたくなる音だな

 今朝も相変わらず寒かった。その割には寝起きが良く、布団が体をすんなりと解放してくれたので、朝ランに出かける。いつもの人々と挨拶を交わしながら、軽く10キロほど流す。すれ違う人々は同じでも風景が少し違った。ランニングコースは近所の川沿いの自転車道を走るのだが、夏からちょっとだけコースを変え、100メートルほどの砂利道を加えた。その砂利道の水たまりが今日は、パッキパキに凍りついてた。

 「お、なんかこういうのは久しぶりかも」

 これは踏んでみるしかあるまい。足を軽くのせると、チョコモナカジャンボを食べた時のようなパリパリという音とともに氷が割れる。楽しい。コースを変えた甲斐がある。

 「なんだか、甘いものが食べたくなる音だな」

 昔、氷を割った時、こんなこと思ったことなかったな。糖分が不足しているのか。腹が減っているだけなのか。昼飯はまたパフェでも入れればいいのか。なんて思う朝ランだったのでした。

我らテキトー夫婦

 知り合いからは、いつも仲の良い夫婦と思われている我々だが、そこそこに……いや、結構喧嘩をする。大体、俺が訳のわからん事をしでかしたり、適当極まりない生活をしているのが原因なのだが、まあ、とにかく喧嘩をする。でも最近、奥さんがニコニコと暮らせる生活をしたいと、それでいて自分に無理なく、相手に気をつかわせることもない生き方をしたいと心底思う様になった。そう気を付けているせいなのか、仕事が順調で精神的にも落ち着いているせいなのか、喧嘩をしてもこの頃は納得いくまで話ができるようになったとような気がしている。とはいえ、俺も奥さんも適当だし、老後も心配な今日このごろなのであります。

 そんな我らですが、今日はぶらっと近所の公園でキャンプをしてまいりました。シングルコンロとヤカン、ホットサンドメーカーを持ち出して、鴨を見ながら昼飯を食ってきただけですけどね。外で飲むスープ、こんがり焼けたホットサンド、そしてカモ。よかったなあ。本当は原稿を書かなきゃいけないんだけども。”のんびりしたことをずっとやっていきたいもんだ”と思った日なのでした。

クルクル回る

 今週から昼の仕事が増えた。物書きの方の仕事もギッシリなのだが、増えた。隣の課から退職者が出たので、彼がやっていたタスクの穴埋めをするのだ。会社・身バレはしているものの、仕事の内容については触れられないので詳しくは言えない。これが探偵のような楽しい内容で、異動もやぶさかでない感。おかげさまで、頭が疲れてよく眠れる様になった。眠れる様になったのは良いのだが、今度は起きられない。楽しい朝ランも隔日くらいに減ってしまい……というか、惰眠を貪ることを体が覚えてしまい、そろそろ何か手を打たないといかんと思っております。

 さて、先の楽しい仕事。手順書を見ていたら昔の部下の名前が。どうも俺の下から異動した後、この仕事をしていた様子。とても頭の良い優秀な子なので、今はシンガポールに行ってしまった。自分の元から旅立っていった部下がやっていた仕事。それを俺のようなロートルおっさんが”えっちらおっちら”とこなしている様に諸行無常を感じたのでありました。

沼に落ちていく若者を見るキモいおっちゃん

「これ、表紙ヤバくね?」

 本屋の文庫本棚。隣の高校生2人組が騒いでいる。目をやると、片方はギター、もう片方はベースを背負った女子高生。手に取っているのは『ドグラ・マグラ』だ。

「なんの話なの、これ。で、なんでここ隠してるわけ?」

 あの米倉斉加年の表紙。股間を指差し言う。いやー、それ隠さないと本屋に並べられないから!あんたらは”今更隠してどうすんの?”と思っているかもしれないけど、ダメなんですよ!無修正画集は多分、古本屋で高値で売られていると思う。いや、そんなことどうでもいいけど。

「これ買う。知らんけど。面白そう。」

 ベースの子が言う。それ買うの?沼にハマってしまいますよ。大丈夫なんですか?いいんですか?

「読み終わったら貸してね」

 ああ、ギターの子。ギターの子もですか。そうですか、あんたらのバンド、いい方向に向かうといいね。そんなことを思った日暮れなのでした。

肉まんと豚まん

 日曜日の話。ゆっくりと起きて、奥さんと一緒に家の掃除、洗濯。体がウズウズしてきたので、お昼前に走りに出かける。

 「肉まん、楽しみにしてるね!」

 出掛けに奥さんが言う。ああ、そうだ俺、「週末、肉まん食うんだ!」と言っていたんだ。肉まんとカップラーメン。ジャンクな組み合わせの昼食を食いたい野望。そのために走る。実に不純である。もちろん、川沿いランコースのカモちゃんの様子も気になるところである。

 颯爽と「にっくまん!にっくまん!」という呼吸で10キロ走り、帰りがけにコンビニに寄る。スチーマーにやたらとデカい肉まんが2つ残されていることを確認し、そそくさとレジに。

 「あの一番上の大きな肉まんをくださいな!」

 小一時間、肉まんのことを考えていたので、もはや肉まん人間と化していた俺はとにかく”あのデカい肉まんをよこせ!”という思いのみで動いていた。

 「大きな方は”豚まん”になりますが?」

 お、おう。豚まんと肉まんは同じであるが、うん。そういう呼び方なのね!どうでもいいから、その大きな肉まんをよこせ!

 「はい、いいですいいです。豚まんで。はい。あ、せっかくなのでピザまんも2つください」

 ええい、もはやピザまんも食わねば納得できない。ビザまんも頼む。家まで300メートル。片手にコンビニ袋、呼吸は「にっくまん!にっくまん!」

 無事に家に到着し、シャワーを浴びて、軽く肉ま・・・じゃなかった豚まんとピザまんをレンチンして、奥さんと「美味しいね!」と昼食にありついたのでした。このデカさとゴリゴリとした食感は華正樓に近いと思ったのであります。

 あとでちょっと調べたのですが、週アスの記事で「セブン「豚まん」よりも「肉まん」を選んだほうがよい理由」というものがありました。記事内では、甲乙つけがたいが「豚まん」はあっさり塩豚まんで、さらに重量比でいうと「肉まん」の方がお得でさらに味も濃いという結論を出しており「おい記者。お前、中華街でちゃんとした豚まん食ったことねぇだろ!」と思ったのでありました。