月: 2020年5月

お前は何かになりたいのか?何かを残したいのか?

「文句ばかり書いていると、自分で自分を雁字搦めにするぞ」

奥さんの言葉だ。おう!確かにそうだ!「まとめ記事が嫌いだ」とか「愛がない」とかよく言っている。確かに自分がまとめ記事を書くときに困る。めっちゃ困る。ヤッツケ仕事をしたいときにも困る。やっつけたいはそこそこあるし。

小説を書いている。自分で書き始めて、何か参考が欲しいと漁ると、他人の荒さばかりが目に付き、結局自分のは進まない。一本書き上げれば、きっと何か見えるんだろうなあと。そもそも俺の考え方は「誰かを目標にしていては、それ以上にはなれない」なので、もう他人のは読まずに、淡々と書こう思う。

四十路も半ば過ぎ、自分が何になりたいのか?とはもう考えない。どうせ、もう何者にもなれない。ただ何か残せればいい。

休むっつったら、休む。

 といいつつも、走りましたし、掃除もしましたし、映画も観ました。でも、お金が発生する文字を書かなかったのは久しぶり。ああ、自由だ!自由って素晴らしい!

 えーっと、最近は今更ながら『バクマン』を観てます。劇中ね、漫画が初めて雑誌に掲載されて、主人公が非常に喜ぶところあるんですよ。俺、その場面に非常に感動いたしまして。「ああ、僕も『スラッシャー映画伝説』が出た時は、嬉しかったなぁと。」でも、手違いで『ベル』のレビュー名義が伊東美和さんになってしまっていて。読者さんが「さすが伊東さん、妙な切り口で!」という感想のツイートをされていてですね。俺、やめときゃいいのに、それに「あ、すみません。それ俺なんです、」と突っ込んだんですよ。そしたら「あ、そうでしたか。どうりで。伊東さん、書き方変えたのかと」という返信がありました。その時「ああ、俺は俺なりの語り口ってもんは、ちゃんとあるんだな」と初めて認識しましたねぇ。懐かしいなあ。

 何かに載るというのは、確かに大事だけど、一つちゃんとしたものを作るってのが大事なんだなあと、今は思います。単著もあるし、ZINEあるし、毎月の連載原稿も一本一本「これ、面白いか?本当に面白いか?」と詰めて書きます。一昨日、昨日と人のいい加減な仕事を見て、その思いが強くなりました。

何で走ってるんだっけ?

 毎日、走り続けて、早2ヶ月半。土砂降りの日と怠かった日の2日を除いて、エッサエッサと朝走っている。毎朝

「今日は、5、6キロでやめておこう」

と思うのだけど、何故か10キロ走りきってしまう。いい加減、休みたいと思いつつもやってしまう。映画も同じだ。

「今日ぐらいは、目を休めるか」

と思っても、何か観ちゃう。で、メモを取っておく。たぶん、連載を持っていることからの強迫観念なのだろうが、ストックがないと不安なのだ。しかも「アタリ」じゃないとダメだから困る。今、こうして日記を書いているが、これもそのうち、書かないと気が済まなくなるのだろうと思う。でも「日記を書かなければならない」と思っていると、毎日の何か出来事を探したり、どこかの瞬間を切り取ろうとするので良いことなんじゃないかと。いつまで続くか解らないけど、まあ、やっていこうか。

 『アングスト/不安』のレビューを上げた。今回は所謂ロキノン手法を使った。自分の人生における、レビュー対象物の立ち位置という切り口で書くやり方を、俺はそう呼んでいる。自分でも「そこそこ書けたな」と思う程度の出来まで持っていけたと思う。Boardでランキングを見たら、18位につけていた。これ以上は上がらないとおもうけど、しょうもないまとめ記事の中に食い込んでいるのを観るのは気分が良い。

ぶっこんでいく姿勢

 昨日の続き。レビューは書けたので、明日アップする予定です。文章は早々にできていたんだけど、画像利用許諾を頂いていた。画像については、普段だと「IMDBにあるからOK」あるいは「関係者が使ってたからOK」とシレっとやってしまうのだが、どうしても今回は筋を通したかった。
 というのは、昨日、先を越してニュース記事をアップしたライター殿の行為は以下のようなものだったからだ。

 ・紹介文は、ほかの映画サイトからのほぼ転載
 ・単に気になったので、ニュース記事として流したという旨をツイート
 ・YouTubeに不正アップロードされた本編を観るというツイート(削除済み)
 ・本編は観ていない

 本編を”観てる・観てない”はさておき、映画サイトの紹介ニュースというのは、配給さんあるいは、委託された宣伝業者さんからプレスが送られてくる。それを基にニュース記事を起こす。プレス丸写しも多いが、多くのサイトは、文章を若干改変したり、見どころを少し追加したりするのだ。もし、ライターを名乗るのであれば、素直に配給・宣伝担当さんに連絡を取り付けて、プレスや写真を頂戴すれば良いだけなのだ。

 「○ ○ ○でXXX宣伝記事を書きたいです。」の一言で、プレスないしサンプルをあるいは試写の案内を頂ける。それなのに、彼はそうしなかった。さらには違法アップロード動画を見る宣言を公にしてしまった。素人なら別にいい。しかし、ライターを名乗る人間がやっていいことではない。少なくとも彼は一つの配給会社からの信頼を失ったと言っていいだろう。

 ちなみに、当該の作品の輸入盤 Blu-rayの購入は容易である。(ただしAmazonでは品切れだ。)だから、彼は買って観て、普通にレビューなりニュースを書けば良かったのである。

 我々ライターは、色々な依頼があったときの準備として、毎日、大量の映画を観て、言語にかかわらず大量の本を読んでいる。「あ、おもしろそう!」とほかのサイトからコピペして「はい、ニュース記事書きました。○ ○ ○ ○円」等ということをするのはライターではない。ただのノイズ生産装置だ。

 俺はそうなりたくない。ノイズ生産装置に消えろとは言わない。その替わりノイズを打ち消す大きさの記事を書き続けたい。だから今回は筋を通した。

お金が貰えるからって、適当なこと書くのは勘弁して欲しい

 人のことを言えた義理ではないが、あるサイトはライター契約すれば、何を書いても報酬が発生する。極端な話、『XXXがXXに公開決定!』だけでもお金がもらえる。質は自分の良心が許せばどうとでもなるのだ。

 『アリス・スウィート・アリス』の原稿が何とか一段落したので、今日は2本の紹介記事を上げようとした。両方とも懇意にしていただいている配給さんの映画で、大切に紹介したいと思ってたものだ。(じゃあ、モタモタしてんなよって話だけど)

 一本は『カラー・アウト・オブ・スペース』でこちらは、解禁タイミングですんなりとアップできた。しかしもう一本は、どこかのライターに先を越されてしまった。

 ところがだ、そのライターは公開日は間違えてる、情報はいい加減、一体、何のために紹介してるのかわからない。イラッとする以前にあきれてしまった。

 仕方ないので、俺は書いていた記事は破棄。2000字のレビュー原稿にすべくリライトしている。ただ、怒りで書いていると、ロクなことにならないのでちょっと寝かせる。1日くらい。で、ちゃんと愛のある記事を書くのだ。