バタバタしているの巻 雑記(11/04〜11/10)

 『死霊の罠』のコラム、一旦書き上がりまして、今は11/17に大阪ロフトプラスワンWESTで開催する『V-ZONE 超最新!精神崩壊映画大行進』の準備をしております。今回は15本くらい持って行けそうです。例によって半分もできないかもしれません……が、今回は、とってもアンハッピーな乾杯用OP動画も作っていますし、日曜の夜の憂鬱を吹っ飛ばしに遊びに来て頂ければと思います。
 東京でも未公開映画を垂れ流すイベントをやりたいのですが、単に僕が怠けているだけです。ごめんなさい。あ、でもですね、実は未公開映画という枠とともに”とある企画”を温めておりまして、まだ何も言えない段階なのですが、とにかくイベントは東京でもやりたいと思います。おっと!「死霊のフリマ」とは別の話でですよ!死霊のフリマは11/24にやります!で、前説的に山崎さん、UE神さんとトークやります。屍エージロウさんとヒロシニコフさんもその前にやりますので、こちらもビデマさんの買い物ついでに是非!

 最近ちょっと困ってるのが、「ナマニクさんの暇つぶし」の更新。これね、秘宝の連載ネタと被らないようにするにしても、被るにしても巧い書き方が思いつかないんですよ。いい加減再始動させないといけないので、なんとかしたいなあ・・・と、書かないと何もならないので、今週・来週中にはあっちも更新します。

 他は、小島秀夫のゲームがあまりも面白く無かったので投げ出したとか、会社が相変わらずアホなことしか言ってこないとか……つまり通常進行というところです。方々で言っていますが、小島秀夫はMGS2を作る時に映画を撮りたいのなら、そっちの方向に転職すれば良かったのに。ああ、クドいですね・・・すみません。

本業がアホらしくて副業に時間を割きまくるの巻 雑記(10/27〜11/03)

 「毎週なんか書く」と言って早3週目。まだ続けられるようだ。さて、今週は殆ど会社に行っていない。だって自宅から仕事できるんだもん。いちいち会社に行く必要ないやん?というわけで、稼働日4日のうち、1.5日は休み、1日は在宅勤務、要するに会社には1.5日間しかいっておりません。2ヶ月前に会社が豊洲に移転しまして、非常に通勤に時間が掛かるんですよね。乗り換えも多くて。やってらんねぇよ!という気持ちが満載なので、週2位は在宅勤務するようにしてます。会社の人からは「在宅勤務に味を占めた」などと言われておりますが、そんな嫌味言うくらいなら、許可しなきゃいいいのにね。(といっても、申請したら拒否できない社則になっているので、できませんけどね!)
 在宅勤務って凄くいいんですよ。一人で黙々仕事できるから集中できるし、朝ランニングする時間があるから体も快調で良いことずくめです。なんといっても通勤という人生をドブに捨てる行為をやらなくて良いのが最高ですね。

 というわけで、今週は副業に精をだしておりました。『ドクター・スリープ』の試写に行き、リアルサウンド映画部さんにご挨拶。それからAMGエンタテイメントさんにも先週の件でご挨拶に伺いました。何を話したかはちょっと言えないのですが、全て円満に解決しました。本業でモリモリと会社に不義理ぶっこいている俺がいうのもなんですが、やっはり筋が通っているというのはいいものですねぇ・・・。ああ、それから『ドクター・スリープ』ね、これマイク・フラナガンが本当に良い仕事をしているので、オススメです。リアルサウンド映画部の担当編集者さんは「ちょっと受け入れがたい」と言っておりましたが、「いやー、マイク・フラナガンの作家性が出てる良い映画ですよ!」と力説したら「それでコラム一本どうですか?」みたいな話になり、ウヘヘ・・・となっております。
 それから『死霊の罠』のBDに寄稿するコラムの準備、11月17日のV−Zoneのイベント準備をやっています。どちらもまだまだ形になっていないーーつまりケツに火が付いている状態ーーーであります。頑張らないとイカンなぁ!

I want to believeの巻 雑記(2019/10/21~2019/10/26)

 今週は、下のツイートのとおり、AMGエンタテイメントさんの件でバタバタと始まりましたが、収束しました。

 AMGエンタテイメントさんから企業として誠意のある謝罪を頂きました。AMGさんとは「お互い、良い映画の宣伝が出来れば良いですよね!」というところに落ち着き、来週ご挨拶に伺う予定になっています。何回でも言うますけど『セーラ 少女のめざめ』は、非常に良いホラー映画なので、未見の人は見て下さい!

 ああ、そうそう。面白いといえば『ZOMBIEPURA』ですね。シンガポール初のゾンビ映画。これね、すっごいベタなゾンビ映画なので、もしかすると”退屈”と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、ベタ故に判りやすくて楽しい作品に仕上がってます。シネマート新宿/心斎橋で開催される「のむコレ3」で上映されます。よかったらご覧くださいませ。

 閑話休題。それでですね、最近、Webの映画関係メディアに対して「この人達は、本当に映画が好きなのだろうか?」という疑問が沸々と湧き出ておりまして、俺、秘宝関連とZINE、そして創作に専念した方が良いんじゃないだろか?っと思ったりもしてます。いや、思ってるだけですけど。Web自体が非常にノイジーというか、突き詰められていないというか、言ってしまえばライト過ぎて「金貰って宣伝してます!」「バズればそれが正義!」感が前面に出過ぎなんですよね。そんなことは無いと信じたいんですが……。
 その点、ホラー映画については、ホラー通信さんだけは傑出した信頼度と突き抜け感を保っていて、他はうーん?て思っています。僕は僕なりに色々とチャレンジはしていますが、なんだかくじけそうです。

 あ、そうだ。『死霊の罠』のクラファンが成功し、コラムを書くことになっておりまして、ようやく着手。実は今週頭から着手予定だったのに、うっかりHBOの『チェルノブイリ』に手を出してしまい、毎晩鬱になっており原稿どころではなくなってました。(もっというとFilthy Vol.3用に漫画を大量に読まなくてはならず時間が全然無かったのでした)で、やっと今日・・・土曜ですけど・・・池田敏春監督の『人魚伝説』、『天使のはらわた 赤い淫画』を観ました。どちらも良い映画なのですが、ウチの奥さんが「”海女さんにこのアマ”って言った!最高!」と見ている横ではしゃいでいて、そっちの印象が強くなってしまいました。とりあえず〆切りまで時間があるので、みんなに喜んで貰えるようなコラムに仕上がるように頑張りますので、よろしくお願いします!

 

さっさと連載を書きあげるの巻 雑記(2019/10/14~2019/10/20)

 続くかどうかわからないけど、週一回くらいは雑記のようなものを書いていきたいと思う。

 毎月中旬から月末にかけては、映画秘宝の連載原稿を書くという習慣になっているのでーーーおかげさまで2年目に突入ですーーーネタになる映画を漁り、テーマを黙々と考え、アウトプットに努めた一週間だった。今月はアタリの映画に早々と巡り合えたこともあり、今月号が出る前に原稿を仕上げて送付。すると担当の田野辺さんから、とあるアイディアと共に「時間もまだあるので、ブラッシュアップしましょう」とリライト依頼。「なるほど」と頂いたアイディアを元に英語サイトを物色。即リライトして送付すると
「いいオチがついて、ひっくり返りました!」
と好感触。文章を書くのはやはり楽しい。ちょっとした薀蓄はもちろん、句読点一つでガラっと印象が変わってしまう。というわけで連載はクリア。しかし別の原稿も仕上げなくてはならないのであった。

 それはそうと原稿の締切というのは、多くの場合「余裕を持った日」が明示されるため、厳守の必要はない。じゃあ何故、僕は原稿をいつも早めに上げるのか?それは僕がペーペーであること、そしてせめて締切前にはなんとか仕上げて、信頼できるライターであることをウリにしているからだ。それに兼業であるため、過度な締切に追われギリじゃないといかんともしがたいという状態にはならないということもある。
 先日、とあるライターさんと某イベントの打ち合わせをしていた時に彼が「原稿が書けなくてね、大変な時があるんですよ。そういう時はね、鏡をみて”書くの?書かないの?死ぬの?”自分に問いかかけて”書きます!”と奮い立たせるんですよ!嘘に聞こえるかもしれないけど、本当なんです!」と言っていた。
 僕は彼の文章が好きで、毎度彼の原稿を読むことを楽しみにしているとともに「たくさん書けていいなあ」と嫉妬のような感情を抱いていたんだけど、やっぱり本業にしてしまうと大変だなぁと思ったのでした。

 イベントといえば「サンゲリア40周年記念イベント」に顔を出しました。ずうずうしくも”俺のサンゲリアの思い出”を壇上で語ることもできて、(異論はいろいろありましょうが)楽しかったです。

 あ、それから、ある友人と縁を切りました。彼の不義理っぷりに腹が立っていたし、僕は性格が悪いので、映画秘宝の連載のテーマを最初「友情」にしようと考え、前説や本文を書いていたのですが、自分で「なんだかキモい」と思い、別のテーマに変えました。しかし、名残りがあるので、来月、そのあたりを気にして読んでいただけると、ちょっとニヤニヤできると思います。

映画『ジョーカー』の薄っぺらさ

関連画像

※ネタバレです。

とにかく「早く終わらないかなぁ」と思いながら観ていた。
俺は、安くて中身がスッカラカンなホラー映画ばかりみていてるが 「早く終わらないかな」と思ったことは殆ど無い。安くて中身がスッカラカンでも、その多くはジャンル映画への衝動がある。俺はそれが大好きだからだ。

しかし、この映画には衝動がない。『ジョーカー』の監督のトッド・フィリップスにはあったかも知れないが、俺には全くそれを感じられない。ここにあるのはあざとさだけだ。だから退屈で退屈で心の底から「早く終わらないかな」と思った。こう思ったのは久しぶりだ。

そもそも物語が平々凡々としている。ざっくりいうと病んだ男が度重なる不幸で、完全な狂人になるというお話。良くある話ですね。えぇ、良くある話です。

こんなことを言うと殆どの映画は、凡庸になってしまう。だから映画の面白さというものは、その凡庸さをどう魅せるかにかかっている。で、『ジョーカー』はどうか?これがトコトンなってない。全くなってない。

普遍的な不幸にさらされ、狂気に追い込まれている姿を見せて、観客を共感させ、主人公と同化させるという目論み見え透いている。

特異な精神障害に悩まされているとか、母親の介護で参ってるとか、良い人過ぎて同僚にイジメられているとか、凡ミスで仕事をクビになるとか、人気TV番組の司会者に玩具にされるとか、どこかで見た様な不幸を淡々と羅列されていく。これが、上手く繋がっていれば良いのだが、それぞれ全く絡んでいない。
これだけ羅列すれば、どれか一つくらいは観客の同情を買えるだろうといった具合で、あれがありました、これがありました、それもありました……。しまいにゃ主人公に「つらいのはもう十分なんだ」と言わせる始末。
あちこち散見される社会批判の記号的な表現(たとえば立派な劇場で金持ち達がチャップリンをみて笑っている場面 )も取って付けたようで「おー、政治不信、格差格差、社会派ですねぇ。はいはい。」といった具合。

いちばんお寒いのが、最後10分くらいで突然ジョーカーことアーサー君は、暴動の最中、庶民の怒りのアイコンとして祭り上げられていくくだり。

「ほら、ただのキチガイがヒーローに祭り上げられていくよ!怖いよね!これが世の中!怖いよね!」

あまりに性急すぎて「え?こんなに取り急ぎ?あ、はい。こわいですね。」と寒さ満点。ホアキンの芝居に頼りすぎなんですよ。彼の芝居の勢いが、この映画の荒っぽさや薄っぺらさをボカしているんです。

それに悪意や怒りの正当化を描く場合の素材として、そもそもジョーカーである必要があったのか?ジョーカーとは100%混じりっけ無しの悪人ではなかったのか?

ロブ・ゾンビの『ハロウィン』以降、悪人に確固たるバックボーンを持たせることが珍しくなくなったが、この映画が評価されるのであれば『フォーリング・ダウン』、『ローリング・サンダー』、『丑三つの村』、極端な事を言えばウーヴェ・ボルの『ザ・テロリスト』も再評価されるべきだと思う。少なくとも時代性を伴っているからだ。

“こっち”よりも”あっち”とか、逆張りしたいとかそういうことではない。今、ジョーカーというキャラクターを使って、普遍的な不幸を、狂気を、過去の時代を舞台に描く必要があったのか?と思う。
前述した「普遍的な不幸にさらされ、狂気に追い込まれている姿を見せ、観客を共感させ、主人公と同化させる」という目論みがあるのなら、せめて21世紀を舞台にしてくれたら、俺の評価は変わっていたかも知れない。