さっさと連載を書きあげるの巻 雑記(2019/10/14~2019/10/20)

 続くかどうかわからないけど、週一回くらいは雑記のようなものを書いていきたいと思う。

 毎月中旬から月末にかけては、映画秘宝の連載原稿を書くという習慣になっているのでーーーおかげさまで2年目に突入ですーーーネタになる映画を漁り、テーマを黙々と考え、アウトプットに努めた一週間だった。今月はアタリの映画に早々と巡り合えたこともあり、今月号が出る前に原稿を仕上げて送付。すると担当の田野辺さんから、とあるアイディアと共に「時間もまだあるので、ブラッシュアップしましょう」とリライト依頼。「なるほど」と頂いたアイディアを元に英語サイトを物色。即リライトして送付すると
「いいオチがついて、ひっくり返りました!」
と好感触。文章を書くのはやはり楽しい。ちょっとした薀蓄はもちろん、句読点一つでガラっと印象が変わってしまう。というわけで連載はクリア。しかし別の原稿も仕上げなくてはならないのであった。

 それはそうと原稿の締切というのは、多くの場合「余裕を持った日」が明示されるため、厳守の必要はない。じゃあ何故、僕は原稿をいつも早めに上げるのか?それは僕がペーペーであること、そしてせめて締切前にはなんとか仕上げて、信頼できるライターであることをウリにしているからだ。それに兼業であるため、過度な締切に追われギリじゃないといかんともしがたいという状態にはならないということもある。
 先日、とあるライターさんと某イベントの打ち合わせをしていた時に彼が「原稿が書けなくてね、大変な時があるんですよ。そういう時はね、鏡をみて”書くの?書かないの?死ぬの?”自分に問いかかけて”書きます!”と奮い立たせるんですよ!嘘に聞こえるかもしれないけど、本当なんです!」と言っていた。
 僕は彼の文章が好きで、毎度彼の原稿を読むことを楽しみにしているとともに「たくさん書けていいなあ」と嫉妬のような感情を抱いていたんだけど、やっぱり本業にしてしまうと大変だなぁと思ったのでした。

 イベントといえば「サンゲリア40周年記念イベント」に顔を出しました。ずうずうしくも”俺のサンゲリアの思い出”を壇上で語ることもできて、(異論はいろいろありましょうが)楽しかったです。

 あ、それから、ある友人と縁を切りました。僕は性格が悪いので、映画秘宝の連載のテーマは最初、「友情」にしようと考え、前説や本文を書いていたのですが、自分で「なんだかキモい」と思い、別のテーマに変えました。しかし名残りがあるので、来月、そのあたりを気にして読んでいただけると、ちょっとニヤニヤできると思います。

サン・ミケーレ島の話

ベネツィアには、墓しかない島がある。サン・ミケーレ島だ。訪れた当初は、その存在を知らなかったのだが、本島をボーッと散策していたところ、その異様な雰囲気を漂わす島に気がつき、”あそこに行きたい!”となったのである。

ご覧の通り、遠巻きにみても異様な雰囲気を漂わせている。元々は2つの島を埋め立てて一つにしたそうだ。衛生上の問題で墓はこの島に全て集められており、ヴェネツィア本島には墓はない。

サン・ミケーレ島は、ちょっと行きかたが判りにくく、一筋縄では行けそうになかった。サン・ミケーレ島を見渡せる場所で雑談をしていた現地の叔母様たちに、妻が話を聞いてくれたので、なんとか辿り着くことができた。

ムラーノの行く途中にあるのだが、ムラーノ行きでもサン・ミケーレ島に立ち寄らない水上バスがある。たしか4bというコースでしか行けないようになっていたと思う

たどり着いてみれば、予想通り墓、墓、墓のオンパレードで思わず『オーメン』のダミアンごっこをしたくなる雰囲気。

ここまで墓が並んでいると圧巻だ。しかも、どの墓も新しい花が飾ってあり、しっかりと弔われている。

オブジェの煤け具合も最高で、やたら格好いい。
タバコを構えている写真が貼り付けられた墓。このように茶目っ気のあるお墓もよく見られた。

聞くところによると、有名な作家のお墓もあるらしいが、どれもこれも立派で全ての墓がそれらしく見えてしまう。

大喜びで写真を撮りまくっていたら、午後5時を回り「墓地閉鎖しまーす!今すぐでてけよー!」的なアナウンスが流れる。ところが、何処を見渡しても墓ばかりで出口を見失い、涙目に。アワアワと出口を見つけて、本島の戻ったのでした。

イワタコーヒーのホットケーキ

 姉貴がスピリチュアル系で辛いという話を書いてから、随分と長い間、放置してしまった。サーバー代も少額ながら払っているので、何も更新せずに放置しておくのはもったいないと思いつつも、雑記に書き起こすほどの出来事など毎日起きる訳でもなし。
 それでも、最近、何か書くというのは、楽しい事だなと、切に感じることが多く……というのは、今、一昨年出したっきりで「続刊はまだですか?」とよく聞かれていた『Filthy』のVol.2の製作と某ムックの仕事、映画秘宝の連載を並行して作業しており、仕事から帰ると、黙々と文章を書く日々が、楽しく感じだからだ。
そういうわけで、できる限り何かしら雑記を書いていこうかなと。

 引きこもって映画を観て評論をかいてばかりでは、いくら楽しくても気が狂ってしまうと、先日、鎌倉まで足を伸ばしたときに、ホットケーキを食べた。鎌倉に行った目的は、鎌倉川喜多映画記念館にとある講演を聞きにいく事だったが、それはまた別に機会に。
で、ホットケーキだ。15年ぐらい前、俺の中でホットケーキが大流行していて、方々に出かけてはホットケーキを食べ歩いていたことがあった。あの時は、蒲田のシビタスのストロベリーホットケーキが最強という結論でホットケーキ熱は冷めるに至ったのだが、心残りだったのは、鎌倉のイワタコーヒーのホットケーキ。アジサイの時期に訪店してしまったので、馬鹿みたいに混んでいて食べられなかったのだ。それ以来「鎌倉」という地名を聞くたびに「焼きに20分もかかるホットケーキ……ああ食ってみたいなあ」と思いを馳せていたわけですよ。
この日も鎌倉に到着して「ああ、鎌倉っていったら、件のイワタコーヒーだなあ。混んでるだろうなぁ。」と店をのぞいたところ、早い時間だったせいか、空いていて、即入店、あっさりとホットケーキにありつくことができたのです。

 型にはめて焼いているだけあって、まんまるの可愛い奴。美味い。たしかに美味いのだが、焼きの部分がパリパリしている他は至って普通のホットケーキだ。ぶっちゃけホットケーキより、一緒に注文した桃のフルーツサンドやツナサンド、BLTサンドの方が美味い。とくにツナサンドの甘いピクルスは最高だった。
 しかし、15年越しだったけど、15年も思いを馳せ続けるほどのホットケーキではなかったなと。かえってシビタスのストロベリーホットケーキが食いたくなってしまった。熱々のホットケーキにバニラアイスとイチゴをのせて食う、罪深い一品。アレを食うと何故か『ツインピークス』でデイル・クーパーが、アイスクリームを添えたパイを食っている場面を思い出す。ああ、また食べたい。

玉製家のおはぎ

 前回の雑記の続き。大阪旅行だっつってんのに、嫁ちゃんから「ナマニクよ、貴様1人で行くのだから、土産くらいはちゃんと買ってこい。赤福だ!」という指令下っておりました。UE神さんに「嫁が赤福買ってこいっていうんですよ」なんて話をしていたら「餡子好きなら、いいおはぎのお店がありますよ!」と教えられたのが玉製家

どれどれと14時開店に合わせていってみたら、このザマ。

「あー、でもなぁ、並んでるんだよなあ……。まぁ行ってみてくださいよ!」とは言われていたものの、月曜でもここまでとは・・

この日は36℃くらいあったはずだが、嫁ちゃんのため並んだのですよ。しかし、列が全然すすまない。おはぎを詰めるだけなのに、どんだけかかってんだよ?っていうくらい進まない。かれこれ30分くらいかかってようやくのれんの前へ。

老舗感あふれる藍染のれん。頭が擦れるところだけ、すり切れていてなんとも味がある

 女将さんに「中へどうぞ」と言われ店に入ると、注文を聞かれる。粒あん、こしあん、きな粉の3種類で箱買いが基本。箱は6個、8個、10個、15個。中身は1種類でも良いし、半々でもいい(15個は5つずつの3種類もできる)になる。10個入りのこしあん+きな粉を注文し、待つ。必ず女将さんは「あんこは明日の昼まで、きな粉は本日中。冷蔵庫には絶対に入れないでください。」とお客さんにゆったりとした口調で丁寧に案内している。なるほど、列が進まなかった理由はこれか・・・。

 家に持って帰って開封してみると、きな粉は、まぶされた砂糖の影響で餅米から水が出てしまっている。なるほど、これで一日おいたら確実に腐るわ。。。と思いながらモフモフと喰う。ははー、塩か。塩が強いのか。これは関東ではなかなかお目にかかれない塩気のつよいおはぎだ。好き嫌いは分かれそうだけど、俺は気に入った。また買いに行こう……。