「あなたね、そんなに長時間風呂に入っていると、そのうち死んじゃうよ。冬の寒い夜にばったり倒れたチンチンで見つかるんだからね」
昨日、風呂にゆっくり浸かっていたら、妻が脱衣場から声をかけてきた。俺は長湯が好きである。コロナのせいでスーパー銭湯のサウナにもいけないので、風呂にいつにも増して長時間浸かることで溜飲を下げていたのだ。しかし、俺の体はそんなに男性器を主張するようなバランスではない。
「いや、俺、倒れたとしてもチンチンが横たわっているように見えるほどデカチンじゃないし……。」
と返す。まあ、妻は負けず嫌いゆえ、なにかしら面白いことを言い返してくるだろうと思ったが
「“チンチン丸出しで倒れている”を略したんだよ!」
などと言ってきた。これは苦しい。先のセリフからはどうみても略語であることは読み取れない。仕方ないのでフォローする。
「“丸出し”が入ってないだろ。略すなら“チンダヨ”ぐらいにしておきなさい」
「じゃあ“ウチの旦那ならチンダヨ”ならよかったんね!」
非常に無意味な会話である。大体にして我々夫妻の会話はこのような意味のないもので構成されており、(どこもそうかと思うけど)部外者には、ちょっと狂気を感じるものになっている。
それはそうと今日寝坊をしたので、カモがいる時間帯にランニングできず、8時ごろから走り始めたら、まー、ワラワラと昨日お休みになられていたニワカランナー供が湧き出ておりました。いやー、ランするには良いんですけど、無理してヒーヒー走っているから譲り合うという気持ちが無くなっているのか、チャリが来ようが家族連れが歩っていようが、モリモリと突っ込んでくる。「このご時世、距離を取れと言われているだろうが!スタイルでいいから距離を取るふりをしてくれねぇものか。できねぇなら家でビザでも食ってろよ!チンデロ!(チンチン出してピザでも食ってろの略)」と思うのですよ!!でも、みんな最初は初心者なので仕方ないですね!……この機会に始めた人たち、続くと良いですねぇ。