2021/05/17 昼。ひたすら眠く、魚臭い。

眠い。昨日はTV番組収録で気分がアガっていたのと、湿気た空気でなかなか寝付けなかった。さらに寝室のカーテンをバッキバキの遮光カーテンからサッパリしたロールカーテンに変えたため、良い感じの朝日が差し込んでくる。目覚めはやたら清々しいが、絶対的な睡眠時間の短さは眠味を醸す。

よりにもよって今日は週一回しない出勤日なのだ。

「いやあ、ちょっと体調が……」

などと戯れ言をいえば、在宅勤務に切り替えられるのだろうが、そこはオッサンの意地で、むっくり起きて着替えて電車に乗る。ニュースでは”在宅勤務を推進している役人共が在宅勤務をしていない”と伝えられているが、弊社の最寄り駅、霞ヶ関はほとんど人がいない。

「ニュースはいつも通り嘘しか伝えないんだな!」

眠味に翻弄されながら思う。駅直結の自社ビル、地下一階にあるコンビニのオッサンはバーコードリーダを妙なリズムで刻みながら、俺が手渡したコーヒーのバーコードを読み取っている。

俺が日中、携わっている仕事は詳しくは書けない。だが、何も無ければやることが特にない。楽なものだ。昨日はひと騒ぎがあったらしい、しかし今日は。朝の確認を終えたら何もおこらず、ひたすら眠味を味わう。

昼飯のことを考えていたら、昼になってくれたので弁当を買いにでる。一応、店での食事は自粛している。ふと目に入った寿司屋のシメサバの炙り焼き弁当を買い、黙々と自席で喰う。美味いが、魚の弁当は魚の匂いが厳しい。なかでもサバは厳しいようだ。歯磨きでもしようかと思うも、ちょうど歯磨きと歯ブラシを始末したところだ。また妙なリズムのオッサンのコンビニで買おうかと思ったが、眠すぎるのでやめる。昼寝だ、寝るしかない。

そうこうしている間に、昼休みが終わってしまい、昼寝もあまり出来ず。午後も引き続き眠味を味わう。口の中が魚臭い。臭い臭いと思いながら

「あ、役人達は通勤をしていないんじゃなくて、帰ってないんだじゃないか?」

と思った。

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