こういうまとめを見かけたのです。
ワスの出社時の服装は、夏はタンクトップに半袖シャツ、冬はパーカー、パンツは常にブラックジーンズ。でも、超氷河期であるワスも就活当時は、オレンジ色だった髪の毛を真っ黒に染め、紺色スーツに革靴という格好でありました。今思えば、Tシャツで面接受ければよかったと思いますが、やはり「落とされる危険性」を回避するためにやらざるを得なかったんですよね。一応、行きたい会社はあったので。まとめの反応に「お作法通りの格好をしているか否かをみる会社なんぞ、行かなきゃ良い」と言う人がいますけど、そりゃあんたはそれで良いんだろうけどさ、今、就活している人たちは危険回避に必死なワケですよ。危険を犯してまで博打的にTシャツで面接に挑めるかどうかってなると、そりゃあね、難しいよね。人生かかっているんだから。
社会に出てからも、見てくれでグダグダいう奴はいるんですよ。ウチの会社はやることやってりゃ、基本的には文句言われない社風なんですが、それでも、バイアスをかけて見てくる人はいます。スイカ髪、青髪、半モヒカンなどいろいろやりましたけどね。「攻めてるね」と普通に接する人もいれば、「こいつは仕事ができないに違いない」という印象をもたれてマイナスからのスタートになる時もあります。大体、後者の解釈をしてくる人は、あんまり仕事ができない人なんですけど。とはいえ、危険回避から考えると普通の服装をしているのが一番良いわけで。じゃあ、なんでアンタはそんな変な髪型して、ヒョコヒョコと妙な歩き方をしているの?と問われたら
「そうしたいからです。」
の一言で終わってしまうんですね。今はそこそこ普通にもどりましたけど、それでも「あれ?その髪の色、染めてるの?」と言われたりします。白髪と黒髪が見事な配合により、綺麗な銀髪になっただけなんですけどね。でも「相変わらず、攻めてるなあ」と言ってくれる人も結構おりまして。それはそれで「あ、格好よく見えてるんだな。ヨシヨシ」と思うことにしています。
服装云々で文句を垂れるのは老害という話をよく聞きますが、SNS上で「ナマニクなんて、髪型からしてアレじゃねぇか」とか「人に笑われていることに気がつかないオッサン」とか憎まれ口を叩いている若い輩を幾人か観測したので「人と違うところを論って何かハンデと見なしたい人」はどの年代にも必ずいるじゃないかなーと。見た目がそのまま生き方のアティテュードだというのは間違ってはいないんですけどね。その解釈に色々と齟齬が出てきてしまう危険性ってのは、とりわけ日本だと多いのかなと思った次第です。はい。