アリス、ブッチャー、カットスロート、ダゴン

 是空さんとのお仕事『アリス・スウィート・アリス』、『ドクター・ブッチャー 人間解剖島』、『カットスロート・ナイン』、『ダゴン』と一段落ました。来年もまたあれやこれやと一緒にやらせてもらう予定ではありますが、とにかく楽しかったです。一番苦労したのは、『カットスロート・ナイン』でした。何せ、資料が何もない。仕方ないので当時の雑誌やら海外サイトを回って情報収集、人間関係を洗い出して、解説へと繋がりを作っていくという方法で仕上げました。正直なところ、ウェスタンはホラーより面倒臭い人が多いので、「ツッコミがあったら怖いなあ」と言う思いがありましたねえ。でも、今回の4作品の中では、一番見て欲しい作品です。
 「アリス・スウィート・アリス」と「ドクター・ブッチャー」はいつも通りの仕事運びだったのですが、ブッチャーは自分で組版してみたら、どうにも校正がうまくいかず、入稿はギリギリ、直前で色々と間違いも発覚して、是空さんにはご迷惑をおかけしました。すみません。でも、爆発的に売れたようで初回盤はもうなくなってしまったみたいです。でも、4つのバージョンも入ったお得仕様なので、ぜひこの機会に購入していただければと。もちろんアリスも完全版としては初めてのリリースなので、こちらもよろしくお願いします!
 『ダゴン』はですね、スチュアート・ゴードン追悼コラムにしたいと思って、書きました。賛否あるかもしれませんが、彼の死にまつわる書きっぷりにしてあります。彼の仕事の総まとめとも言える内容になっております。こちらも傑作・・・というか、4作品どれも傑作なので、何としても手に入れていだだきたい!今日、書きたいところはこんなところです。

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