イベント、 観に行きました

 今週末はゾンビとサンゲリア以外の40周年を勝手に祝う『ショック'79』を観てしてきました!俺、イベントの内容については基本的に秘密にしておきたい人間なので、細かいことは伏せます。ただオーメンは2派、イタリア映画大好き、スラッシャー好き、奇妙な映画宣伝話大好き……という自分にはドンピシャな企画と内容でした。

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こちらはゆがみ先生がプレゼンしていた『ハイティーン襲撃・恐怖の女子陸上競技部暴行事件』主演(?)のモニカ・コモのお写真。お土産に戴いてきました。

 さて、俺の79年作品ってなんじゃろな?と考えて見ると、当時の記憶として残っているのは『ファンタズム』ぐらい。でもこれが強烈な体験で、本当は同時上映の『がんばれ!!ダブチくん!!』が観たくて劇場に行ったものの、頭に残ったのは、タブチくんではなく、蠢くトールマンの指と小人のイメージ。しかも何故か白黒映像で記憶されていて、ビデオで見直してやっと「あ?『ファンタズム』ってカラーだったんだ?」と思ったくらい。子供にとって、あの映画は悪夢そのもの。だから、夢と混同していたのかも知れないです。(僕は常に夢を白黒でみるのだ)
 他の作品は殆どビデオやTV放映で後追いですね。特に『オーメン2』のTV放映版の記憶が強いです。 イベント終了後に『オーメン2』のプレゼン担当だったエージロウさんとZさんで盛り上がったのは、ラスト、覚醒したダミアンがこちらにガン垂れている面が聖書の一節を画面に出すために、TVのトリミングが直されて「キュッ」と縦長になるところ。アレがないと『オーメン2』を観た気にならないというね……。 そのくらいTV版のオーメン2が染みついています。
 『オーメン2』本編の話をすると、ジャーナリストと医者の死にっぷりは別格として、湖でアイスホッケーしている横でホットドッグを食っているところがお気に入りです。あの食べ物のホカホカ感とその後の惨劇のギャップが最高。でも、たぶんあのホットドッグは不味い!絶対!だけど、寒いところで食うから美味く感じちゃう!たぶん!あと、ソーン社の科学プラントの主任が、ゾンビみたいな顔面蒼白メイクでハヒハヒ言いながら階段を落ちていくところと、リー・グラントの「だーみあーん!!!」も好きです。ああ、こんな感じでオーメン2の話は2時間は持つと思います。(映画より長いじゃねぇか)
 あ、そうだ。食い物で思い出したのが『レガシー』でロジャー・ダルトリーが鳥の骨を喉に引っ掛けて死ぬところ。あれも大好きでして、飯食ってるときに人が死ぬってのは、生きる望みを絶たれた感があって良いと思うんですよね。前述のホットドッグもそうですけど、スラッシャー/スプラッター全盛で残酷描写が先鋭化する前は、そういう厭なシチュエーションが多かった。昔、田野辺さんが「飯を食う映画には、世をサバイブしていく感じがある」と仰っていましたが、そのサバイヴ感を真っ向からぶっ潰していく感じがたまらんです……。ああ。このまま徒然と書いていくと全然止まらないので、ここでやめておきます。とにかく楽しいイベントでした。山崎さん、凸さん、エージロウさん、ゆがみちゃん、ヌルハチさん、田野辺さん、お疲れ様でした。

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