燃 雑記(12/10~12/16)

 職場が地獄の形相を呈している。燃えているのだ。いわゆるシステムリプレースのプロジェクトに携わっているのだが、このプロジェクトは最初からヤバかった。そもそも現行システムのドキュメントが一切ないのだ。歩く現行システム仕様書のような人間がいて、現行の仕様を確認するときは、そいつに確認するしかない。こういうシステムではよくありがちは話だが、その人間は現行システムのメンテナンスに追われているため、リプレースを行うチームの質問に答えている暇がない。よって「たぶんこうだろう」という程度の精度で要件定義と見積もりを行った。この時点で最初から炎上が約束されたプロジェクトであった。
 最初「プロジェクトマネージャをやってくれ」と言われたのだが、要件定義前の時点でむせ返るような煙がモクモクと漂っていたので、「こんなの無理にきまってるじゃねぇか!」と丁重に断り、一所のチームリーダーに収まった。だが、やはりこれも制御不可能であると判断–というのだインスタンスとスキーマの区別がつかない、SQLもまともに読めない等程度の低いメンバが大量に投入されただの–一介のメンバーまで格下げしてもらった。そんなわけで今は、自分に割り当てられた仕事を黙々とこなすのみになっている。自分から火に手をかざさなければまったく影響を受けない状態だ。
 だが要件定義および見積もりがこの上なくいい加減であるため、タスクの抜け、漏れ、仕様の検討不足、環境の不備がモリモリと噴出。次々とメンバーが焼死し始めている。そんな状況の中、俺も言うほどのクロコダイルハートの持ち主ではないので、環境づくりだの、遅れているタスクの手伝いだのをやっているが、はっきり言って手遅れなので、早めにトンズラをぶっこきたいと考えている。好きな仕事ならいいんだけど、この仕事には心底愛想が尽きたので、毎月同じ給料さえもらえればそれでよく、出世もしたくないし、適度に暇をつぶせればいいと思っている。燃えるプロジェクトの火消しには、もう心底ウンザリなのだ。条件付けはしたくないが、やむを得ず燃えてしまったならまだしも、いい加減なことをやって燃えたなら、それは火を消すに値しない。焦土と化すまで焼き尽くすべきだ。
 プロジェクトの運営にはお作法がいくつかあるのだが、そのお作法を徹底的に無視してモリモリと地雷を踏みに行くスタイルには感銘を受ける。そこそこの企業であるはずなのに・・・なんでなんだろう?

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