ナンチャラ映画ライターとやらが「良い記事よりもバズる記事、それが良い記事なら尚良し。そういう世界だから映画ライターを目指す事は奨められない。数字を持っているものが強い。」などとぶっこいている記事を目にしてしまい、昨日は愚痴ツイートをしてしまいましたよ。こういう程度の低い人が”編集者兼ライター”をやってるんだから、そりゃぁWebの映画記事の大半が絶望的に面白くないし、若い書き手が育たない訳ですよ。この人も若いみたいですけど。若いにしたって「編集者が、それ、言いますか?」て。面白いこと書く奴を引っぱり上げるのが編集者の仕事と違いますか!?
PV稼げて面白いに越したことはないけど、SEO対策施して「○○な映画○○選」とやりゃあ、ある程度はPVは稼げるんですよ。でも、それが面白い記事か?というとそうでもない。いや、確かに面白い映画選記事はあります。でも一割もないんじゃないかなぁ。
このナンチャラ映画ライター兼編集者の考えはTV業界での「困ったらラーメンと子供と動物を出せ」と同じ。書き手にも読み手にも思考停止を求めているんですよ。当然、当の本人も思考が止まっている。そんなんだから『Gretel & Hansel』の予告を見たときに、兄妹が姉弟になっていることすら気がつかず「なんとなーくのミッドサマーっぽさ」にしか目が行かないんですよ。”PVを稼ぐことができる”というのは、Web業界では勝ちなのでしょうが、それに価値があるとは思わないです。俺は。
じゃあ、どこに価値を求めるか?というと「これを書きたい!」という衝動と熱量ですよ。別に「俺は金が欲しい」という思いでも全然OK。でも、そういう人は本やら紙媒体で稼いでます。PVでは飯が喰えるほど金稼げないですからね。
というわけで、熱量がある人が好きです。俺はそういう人たちを応援したいし、俺も常に熱量がある人でいたいです。
はい?「お前は面白い事、書いてるのか?」て?貴方ここまで読んだんでしょ?じゃあ、面白い事、書いてるんじゃないですかね。俺。