クリント・マンセルは何故注目されないのか

 みんな大好き『レクイエム・フォー・ドリーム』のサントラに収録されたLux Aeterna。この曲は何故か一人歩きをしておりまして、LotRをはじめとした予告編専用楽曲と化しております。

 ピュアな劇伴家じゃない人が映画音楽を作るようになって久しい。しかし、クリント・マンセルが好きな人だと声高に言う人をあまり見かけない。クリント・マンセルと同じインダストリアル系(ビッグビート系と思われるかもしれないが、彼の1stの鉄工所具合は相当ヤバい)であるジャンキーXLは、マッドマックスで有名になったでしょ?で、その後、DC系の映画に手を出したから、所謂アメコミファンダム野郎がちょっと知ったかぶっこいて「ジャンキーXLは……」とか言い出しちゃって、今では、妙な扱いをされているじゃないですか。

 一方のクリント・マンセルは、『π』からずっとダーレン・アロノフスキー作品の常連だし、『DOOM』やら『月にとらわれた男』もあるのに、どーにも火が付かない。作る楽曲はジャンキーXLよりがっしりしているし、ハンス・ジマーとくらべてもいいじゃね?と思うんだけど、どうですかね。だめですかね。

先日TWDでかわいそうな目にあったゾーラ・バーチ、今となっては大物女優のキーラ・ナイトレイが出ている『穴』の曲が非常にミニマルで良いです。
スポンサーリンク
おすすめの記事