昨日の続き。レビューは書けたので、明日アップする予定です。文章は早々にできていたんだけど、画像利用許諾を頂いていた。画像については、普段だと「IMDBにあるからOK」あるいは「関係者が使ってたからOK」とシレっとやってしまうのだが、どうしても今回は筋を通したかった。
というのは、昨日、先を越してニュース記事をアップしたライター殿の行為は以下のようなものだったからだ。
・紹介文は、ほかの映画サイトからのほぼ転載
・単に気になったので、ニュース記事として流したという旨をツイート
・YouTubeに不正アップロードされた本編を観るというツイート(削除済み)
・本編は観ていない
本編を”観てる・観てない”はさておき、映画サイトの紹介ニュースというのは、配給さんあるいは、委託された宣伝業者さんからプレスが送られてくる。それを基にニュース記事を起こす。プレス丸写しも多いが、多くのサイトは、文章を若干改変したり、見どころを少し追加したりするのだ。もし、ライターを名乗るのであれば、素直に配給・宣伝担当さんに連絡を取り付けて、プレスや写真を頂戴すれば良いだけなのだ。
「○ ○ ○でXXX宣伝記事を書きたいです。」の一言で、プレスないしサンプルをあるいは試写の案内を頂ける。それなのに、彼はそうしなかった。さらには違法アップロード動画を見る宣言を公にしてしまった。素人なら別にいい。しかし、ライターを名乗る人間がやっていいことではない。少なくとも彼は一つの配給会社からの信頼を失ったと言っていいだろう。
ちなみに、当該の作品の輸入盤 Blu-rayの購入は容易である。(ただしAmazonでは品切れだ。)だから、彼は買って観て、普通にレビューなりニュースを書けば良かったのである。
我々ライターは、色々な依頼があったときの準備として、毎日、大量の映画を観て、言語にかかわらず大量の本を読んでいる。「あ、おもしろそう!」とほかのサイトからコピペして「はい、ニュース記事書きました。○ ○ ○ ○円」等ということをするのはライターではない。ただのノイズ生産装置だ。
俺はそうなりたくない。ノイズ生産装置に消えろとは言わない。その替わりノイズを打ち消す大きさの記事を書き続けたい。だから今回は筋を通した。