巨大なものが怖い。しかし、嫌いではない

 昨日は鍵穴が怖いという話をした。今日は巨大な物について話そうか。”メガロフォビア”という言葉があるぐらいなので、同種の属性を持ち合わせている方は多いと思う。俺は巨大な物が怖い。だが、鍵穴と違って嫌いではない。ただ怖いのだ。では、都内にあるビルが怖いか?というと怖くはない。建物は怖くないのだ。具体的には巨大な人形、あるいは巨大な図形……が恐ろしいのだ。

 だから大仏など見た日には畏怖にとらわれる。地方によくある巨大な観音様も怖い。”風の塔”も怖い。海に浮かぶ石油プラットフォームも怖い。ただ四角いビルや飛行機、客船は怖くないのに。巨大な空白にポツンとある巨大な物が怖いのだろう。

 でも、嫌いではないから、進んで見に行ったりする。「電車から見えた、あのでかい煙突、見に行くか!」などとわざわざ足を運び、近づいてじっくりと観察。呼吸が浅くなり眩暈を感じる……あの感じが最高にいいのだ。多分、限度を超えると気絶すると思っている。いつか、気絶させてくれるような巨大なものを見てみたい。ロシアの「母なる祖国像」あたりがそのラインではないかと思っている。死ぬまでには見に行こう。死ぬまでには。

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