えーっと、僕は『TENET』を楽しんだクチなのですが、何故楽しいか?というと設定がガバガバなんですね。「うん、辻褄は合っているような気がする」と言い聞かせながら観ていると、なんとも馬鹿馬鹿しい内容になっておりまして、
「あ、こういう”画”を取りたかっただけなのね」
と思うことしきりでした。俺は普段、こういった馬鹿ガバ映画しか観ていないので、「あ、いつもの感じ」という感触で良かったですねえ。パッと連想した作品は『プライマー』なんですけど、ノーランがあんな複雑な設定を考えられる訳がないので、評価としては”性格のいい人が、無駄に大金を溶かして作った『プライマー』”という感じで落ち着いております。「インターステラ」もガバガバでしたけど、バカじゃないのがイラっとしたんですよね。
それでですね、俺は『インターステラ』と『ダンケルク』が大嫌いなんですよね。この2つのをおおっぴらに「嫌いだ!」というと、どこからともなく「分かってねぇ」だの「それでライターか。笑わせてくれる」といった輩が登場するわけですよ。過去には文章を添削してくれるアホもおりました。俺はあんたらの感想をけなしたことはありませんけどね!なんで、お前らは人の感想にグダグダ言ってくるんすかね!お前ら『インソムニア』とか耐えられるの?と真顔で聞きたいですね。
俺はですね、監督を神格化しないんですよ。あの人たちは、別に神様じゃないので、やりたいことをやっているただの人なので。でも多くのノーランファンは彼を神格化しているでしょう?統計は取ってませんけど。俺には全く理解できないんですよね。ああいうの。監督は監督、作品は作品、ブレがあって当然、好みが合って当然、評論も賛否あって当然。それなのに作品を否定すると、否定者の人格を否定し出す。もはや異端者、魔女焼きですよ。なんでしょうね、あれ、オエーッとなりますね。特にノーランファンってそういう人多くないですか?気のせいですかね。
俺はノーランの映画では『メメント』、『インセプション』、『プレステージ』は好きです。ダークナイトめんどくさい。『フォロウィング』はまあいいじゃないですかね。『Doodlebug』は結構好きです。
と、今日は思ったのでした。