ライターとして表に出る機会が増えるにつれ「俺、なんでナマニクなんていうハンドルにしたんだろう?」と思うことしきり。
ナマニクと名乗り始めたのはネット黎明期(98年頃)にホラー映画のホームページを作ったときだ。管理人としてなにか名乗るハンドルネームを……。と思いついたのがナマニク。由来は非常に安直で「生焼けの肉が好きだし、ナマニクでいいや」である。ホームページの内容とその名前の相性が良かったので、ここまで来てしまったが20年以上、ナマニクを名乗っていることになる。
別冊映画秘宝に誘われたとき、 良い機会だなと思い切って変えようかと思ったのだけど、担当の編集者さんとやり取りしている途中で
「ナマニクさん・・・のほうがしっくりくる!こう呼ばせてください」
という会話があり、ナマニクを継続することに。編集者って田野辺さんのことなんですけど、やっぱり憧れていた方にこう言われると、自信が出るというか「この名前でここまで来たのだから、これからも続けよう」と思うもんです。(※名前を変えることを止められたという認識ではないですよ!)
最近ちょっとずつ仕事が増えてきて
「はて、この依頼はナマニクという名前で書いて説得力があるだろうか?ちょっとチャラい感じが出過ぎじゃないのか?」
と考えたとき、やたら厳つい本名を利用する手はないだろうと。そんなわけで、最近フランス料理のソースが如く、本名を添えるようにしている。
別に悪いことしてないし、本名を名乗っていた方が自制も効くし、変な暴言とか言いにくくなるからいいだろなあと。デメリットは殆どないと考えている。そんな訳で、これからも氏家譲寿(ナマニク)をよろしくお願いします。
ついでの話。昔、破壊屋ギッチョ君がTBSラジオに呼ばれたとき、受付で
「破壊屋です」
と名乗ったことがテロリストっぽくて、“アレ”だったという話をしていた事を今思い出しました。